牧場物語オリーブタウンと希望の大地について感想(まだ途中だけど)

今話題の牧物新作について語りたいので語る。

遊べないってわけじゃない。ただし少なくとも牧場物語ではない。
「開拓物語」みたいなタイトルが適切だと思う。
大自然を斧とハンマーで開拓するという要素にゲームの目的が集中している。
農牧のシステム自体はそこまでクソではない(UIはクソだけど)のだが、
農牧周りにやりこみ要素が特にない。農牧は極めると美味しい料理が作れるようになるぐらいである。
サバイバル生活ゲームみたいなジャンルの方がたぶん近い。
イクラとかスタデューとかを参考にしたのだろうが、牧物としてはとても半端になってしまった。


●メインシナリオの進行
・簡単に説明すると、「木をいっぱい切り倒す→木材に加工する→木材を指定数納品する」のような手順でシナリオが進行する。
・メインシナリオ進行で各種要素が解禁されるのだが、1年目の春からガッツリ進行できる。
・トマトが必要だから夏まで進められないとか言われないのでプレイヤーのペースで進行できる。
・反面として、素材加工にかかる時間でゲームの進行速度を調整されている。
・素材加工まわりのUIやシステムがツラくてこちらをを苦しめてくる。
今作のプレイヤーは農奴ではなく、機械の奴隷である。

●気軽になった牧場関係
・牧場まわりの要素が気軽に出来るのは良い点。服のレシピを入手するために大会に勝てとか言われない。
・台風が廃止されたり、道具なしで動物の世話ができたり、準備や工程が減って最初の難易度が下がってるのは良い点。
・新ハード1作目なので初心者が気軽に初められるようにしたのかなと考えるとこの辺の考え方は支持したい。
・ただしやりこみ要素がとにかく薄く、品質を上げても料理ぐらいにしか使いみちがないのでやりがいが薄いのが悲しい。
・作物祭りと動物祭りがない。なぜなくしたのか意味がわからない。

●街や住民
・このゲームで一番のクソポイント。褒める部分がない。
・街の外のロードがやたら遅い。牧場から街に行く場合、街の建物から出る場合に長めのロードが発生する。
・住民の数が多いが、個性が薄く覚えられない。どいつもこいつも同じようなセリフで喋りやがる。
・その日最初に話しかけたときに「こんにちは」だけで終わるのでこんにちはbotと呼ばれてる。
・立ち絵もないので記憶に残らない。
・祭りが前作の半分ぐらいしかない上に内容も薄い。しょうもないムービー流れて終わりって何だ。


●まとめ
ゲームをプレイヤーのペースで進められるのと、気軽に牧場できるのは良い点。キャラメイキングも良い。
素材加工周りがやたらクソ。農牧にやりこみが皆無。住民との交流が薄い。
サバイバル生活シミュレーションだこれ。

牧物をミネラルタウンからほぼずっと開発してたのはトーセだったのだけれど、今作から変わってしまった。
最近トーセが関わったCSゲーム開発はスプラトゥーン以外に知らない。トーセは何してるんだろう……